シュタウファー・スタイルのロマンティック・ギター～1820年 - 1820年頃に作られたこの希少なアンティーク・ギターは、ウィーンのシュタウファー・ギターのスタイルで作られた逸品。.
サウンドホールが小さく、ボディのやや下方に配置されているなどの特徴や、全体的な構造から、ロマン派初期の作品であることは明らかである。様々な専門家と協議した結果、製作年は1820年前後と推定される。.
当時よく見られたことだが、このギターにはメーカー・マークがない。高品質な仕上がりと使用されている材料から、ウィーン地方、南ドイツ、あるいはマルクノイキルヒェン地方のものと思われる。この楽器は非常に丁寧に作られており、明らかにプロ用であった。.
ギターのシンプルなエレガンスが印象的だ。凝った装飾はないが、細部に至るまで卓越した職人技が光る。バックとサイドに使用されているフレイムメイプルは最高級のもので、きめの細かいスプルース・トップと素晴らしいハーモニーを奏でている。チューナーも素晴らしい細工が施され、非常に高品質である。シュタウファー・ギターからインスパイアされたヘッドストックは、特に印象的である。.
このギターはポール・ヤンセンの手によって巧みに修復され、ロー・アクションで非常に快適かつ簡単に演奏できる。.
そのサウンドは、甘く、個性にあふれ、特別な表現力を持つ魅惑的なものだ。このギターは生き生きとした魅力的な個性を放ち、すぐに弾き手との親密なつながりを生み出してくれる。エイジド加工された木材と精巧な構造が、美しい音色と魅力的なサウンドを生み出している。同時に、このクラスの楽器に期待される音量とサスティーンも備えている。.
スケール長: 623 mm
サドル幅：46 mm
オリジナルの木製ケースに入っており、内側は張り替えられている。.
