Gibson L-00 Model Flat Top Acoustic Guitar (1932), ミシガン州カラマズー製, シリアル # 190, ブラックラッカー仕上げ, マホガニーバック、サイド、ネック; スプルーストップ, ローズウッド指板, ブラックハードシェルケース.
1932年製、12フレット仕様のGibson L-00の初期モデルである。全体的にエボニーで仕上げられ、トップには白いバインディングが施されている。L-00は瞬く間にギブソンの大恐慌時代の定番となり、今年初めて$25.00（ケースなし）という底値で提供された。ヒールブロックに記されたファクトリー・オーダー・ナンバーから、この楽器が第二次世界大戦まで販売された、より馴染み深い14フレット仕様に再設計される1年ほど前に製造された、L-00の最初のロットの1本であることがわかる。.
このギブソンのサウンドは本当に素晴らしい。スモールボディのヴィンテージ・ギターの中でも最高の1本だ。究極のヴィンテージ・ブルース・サウンドがここにある。今のギターではとても太刀打ちできない！
トップはアディロンダック・スプルース、バックとサイドはマホガニー！
繰り返すが、このL-00の音は本当にとてもとても良い。熟成が進み、完璧なバランスで、存在感のある中域、透き通るような高域、沸き立つような低域（この小さなボディから出る音には驚かされる）。.
また、小さなボディは、サウンドに素晴らしいプロジェクションを与えている。.
素晴らしいサウンドの本当の理由は、このギターが個性と魂を持ったプレイヤーであることだと思う。このギターは長年に渡り、ただ弾かれ、愛され、常に忠実な伴侶であった。このギターを弾けば、長年に渡って修理され、生き返った理由がわかる・・・単になくてはならないものだったのだ。.
こんな質問だ：そのギターにはどれくらいのひび割れがありますか？...どこを修理したのか、などといった質問は、おそらく間違ったものだろう！
私たちでさえ、このギターに何が施されたのか概要を把握することができない......しかし、ひとつ確かなことは、このギターはとてもソリッドで、まるで新品のように弾けるということだ。これはネックがリセットされ、フレットが素晴らしいからだ。. ギターの構造全体は安定しており、すべての箇所をチェックした。.
